診療報酬明細書を作成するシステム
レセコンとはレセプトコンピューターの略であり、日本のみならず世界中の医療現場で当たり前のように使用されている診療報酬明細書を作成するシステムのことです。大学病院や医療クリニックなどを中心に診療所・調剤薬局でも使用されており、その普及率は驚異の96％以上を達成しているほど多くの場で導入されています。
レセプトとはドイツ語でシートの意味を持っており、日本語に訳すと領収書と同じ意味合いになるので覚えておきましょう。毎日数多くの患者さんと接する機会の多い医療現場において、一人一人確実な請求を行うためには質の高い証明書を作成するシステムが必要なのです。
今までスタッフ一人で作成しなければならなかった明細書をもっとスムーズに発行するために、患者の受付や登録管理、保険証の確認などをスピーディに行えるように開発されたのがレセコンになります。レセコンには医科用・歯科用・調剤用の3種類が存在していて、各専門分野に最も特化した作りになっているので非常に有難い構築制度と言えるでしょう。
レセコンはレセプトコンピュータの略称で、医療事務で診療報酬を正確かつ迅速に請求するために広く使われるようになりました。それで今では、手書きのレセプトの使用率は一桁台となっており、多くの病院・診療所・調剤薬局で導入されています。レセコンの普及が進んでいる背景には、医療事務業務だけでなく、院内・薬局内の様々な業務に対応したサポートが可能であることが関係しています。
現在のレセコンの種類は医科・歯科・調剤の3種類です。そして、それぞれの分野に特化した効率的な運用ができるようにシステムが構築されています。例えば病院では、各診療科の医師が電子カルテを使用し、画像診断データを連動させるなどして、情報を共有できる仕組みを持たせることが可能です。
このことにより、各スタッフの仕事を効率化でき、労働環境の改善にも役立てることができます。このように考えると、レセコンは診療報酬の請求だけを考えるのではなく、院内・薬局内の様々な立場の人が使うことを考えて導入を検討することが必要です。